後悔しないために!ログハウス ウッドデッキ費用とメンテナンスについて完全解説!
ログハウスを建てるとき絶対“ウッドデッキ”をつけたいんです!でも、費用やメンテナンスが気になって…。失敗や後悔しないための注意点はあるんでしょうか?
ウッドデッキは人気ですね。ログハウスを建てるお客様で設置される方は多いですよ。皆さん天気のいい日にお茶をしたり、バーベキューがしたいとおっしゃっています。それでは、今回は37年以上ログハウスと一緒にウッドデッキを設置してきた中川から気になるウッドデッキの費用やメンテナンスについてご説明しますね。
思ったより費用がかかる!?ウッドデッキのサイズについて

せっかくウッドデッキつくるなら大きいのがいいなぁと思うんです。広ければいろいろな使い方ができて便利そうですしね!
ちょっと待ってください!実はウッドデッキを広くすると、思った以上に費用がかかってしまうことがあるんですよ
ウッドデッキは広くすればするほどコストが膨らみます。その理由は「基礎」にあります。木材の量が増えること以上に、基礎の数が増え、掘削やコンクリート、金物なども比例して増加し、価格に大きく影響するからです。資材価格が上がる今の時代では、想像以上に費用差が出てきます。
例えば、奥行きが1mなら基礎は1列で済みますが、2mだと2列必要になります。3mまで広げると3列…と費用は増えます。
| 奥行き |
基礎の数 |
費用感 |
シーン |
| 1m |
1列 |
◎ |
椅子を置いて並んでお茶が楽しめる |
| 2m |
2列 |
△ |
2人用テーブルを出して軽い食事が楽しめる |
| 3m |
3〜4列 |
× |
テーブルを出して、複数人での食事が楽しめる |

ウッドデッキの基礎は、完成してしまうと普段は目に入りませんが、実は耐久性に直結する大切な部分です。
市販されている商品の中には「基礎を置くだけ」という方法もあり、手軽に設置できて費用を抑えられるのが魅力です。ただし固定力や耐久性の面では限界があり、長期的な使用では不安が残る場合もあります。基礎が傾けば床板の歪みや水がたまる原因となり、結果的に木材が腐りやすくなるリスクもあります。
より安心して長く使いたい場合は、業者に依頼して「独立基礎」をしっかり施工する方法が有効です。初期費用はかかりますが、安定性が高く将来のメンテナンスリスクを減らすことにつながります。
利用目的や設置環境に合わせて、どちらの方法が適しているか検討するとよいでしょう。
そうなんですね…ウッドデッキを広くすると多少費用は上がるかなと思いましたが、予想以上にかかりそう…でも、せっかくつくるならしっかりした基礎にしたいし…そうなると、どの程度のサイズなら予算内で楽しいウッドデッキライフが送れるのでしょうか?
中川がおすすめするウッドデッキのサイズは、奥行き1.2m程度です。コンパクトですが、椅子を置いてお茶が楽しめますし、費用面でも基礎は一列で済むため無理がありませんよ。
それにウッドデッキが広いと出る際、靴を履き替えないといけませんが、1.2mの奥行きでしたら手を伸ばせば物を置いたりできるので便利だと思います。ちょっとしたことですが、毎回のことになると案外煩わしいものですからね。
ウッドデッキを長持ちさせるポイント3選
ポイント1:屋根で変わる!ウッドデッキの耐久性

ウッドデッキは、雨や紫外線の影響で劣化しやすいと思うのですが、対策は何かあるんですか?
まずは、ウッドデッキ上に屋根があるかどうかで寿命は変わります。例えば、屋根下なら10年持つデッキも、雨ざらしだと5年程度で傷んでしまうこともありますよ。
屋根はデッキの耐久性を大きく左右する要素です。しかし「ただ屋根を大きくすれば良い」とは限りません。特に南側に深い屋根を設けると、冬のリビングが暗くなるという落とし穴があります。冬は光が欲しい季節。そこを屋根で遮ってしまうと、せっかくの南向きリビングが昼間でも寒くて暗く、照明をつけなければならなくなってしまいます。

なるほど…。屋根は長くできないけど、ウッドデッキは広くしたい!という時は、どうすればよいのでしょうか?
それなら、“パーゴラ+ポリカーボネート波板”の設置がおすすめです。ポリカーボネートは光を通すので室内が暗くならず、雨もある程度防げます。費用も抑えられて、DIYで後付けすることも可能ですよ。
デザイン的に気にならない方なら選択肢の一つに入れてみてはいかがでしょうか?
パーゴラと組み合わせて使うポリカーボネート波板は、耐用年数が10〜15年ほどといわれています。紫外線に強く、光を通すので室内が暗くならないのが魅力です。ただし年数が経つと徐々に色が褪せたり、表面が白っぽく曇ってきたりします。
交換の目安は、日差しが入りにくくなったり、ひび割れや割れが目立ってきたときです。小さな傷ならそのまま使えますが、割れが広がると雨漏りや破損の原因になります。そうなったときが交換のタイミングと考えましょう。
ポイント2:ウッドデッキの隙間には長持ちさせる理由があった!

そういえば、ウッドデッキって、なんで板と板の間に隙間があるんですか?隙間がない方がスッキリしていいと思うんですが…
ウッドデッキの隙間にも大切な意味があるんですよ。 “板と板の隙間”をきちんと確保すれば、雨や砂などが下に落ちて乾燥しやすくなり、長持ちします。逆に隙間を詰めると雨などで濡れた際に、板と板の間が乾かず、そこから腐り始めるんです。
見た目を重視して隙間なく施工すると、一時的には美しく見えますが、実際には耐久性が損なわれます。水分が抜けない状態は木材にとって最悪の環境。特に側面からじわじわと腐朽が進みます。ですので、手間はかかりますが、施工のときにスペーサーを挟みながら板を張ることで、乾燥と通気を確保しています。このちょっとした工夫だけで、デッキの寿命は格段に変わります。長く住む家だからこそ、施工段階の細かい配慮が大切なのです。
そうなんですね!見た目だけで判断するところでした。長持ちさせるためにも、きちんとプロのアドバイスを聞く、施工してもらうことが大切ですね。
ポイント3:ウッドデッキ メンテナンスの基本は日々の掃き掃除

ウッドデッキを長持ちさせるためには、メンテナンスも必要ですよね…手入れはどのくらい必要なんですか?正直、頻繁にやらないといけないのかなって不安です
そんなに構える必要はありませんよ。素材によって違いはありますが、基本は“掃除をして、汚れや水分をためないこと”です。
天然木のウッドデッキは、雨や紫外線にさらされているため定期的なケアが欠かせません。普段はほうきで砂埃や落ち葉を掃き、板と板の間に詰まったゴミを取り除くだけでも、木材の腐食を防げます。数ヶ月に一度は晴れた日を選んでデッキブラシでこすり洗いをし雑巾で拭き取る、その後、日の光でしっかり乾かすことが長持ちのポイントになります。
さらに、2〜5年に一度は再塗装を行いましょう。塗膜が剥がれてきたり色褪せが目立ってきたりしたら、そのタイミングが目安になります。再塗装は個人でも行うことができます。
【お手入れの目安】
・日常:ほうきで砂や落ち葉を掃除、板の隙間もチェック
・数ヶ月に一度:ブラシで水洗いし、しっかり乾かす
・2〜5年に一度:色褪せや剥がれが見えたら再塗装
ログハウスの再塗装についても記事もあります。ウッドデッキにも触れていますので、合わせて読んでください。
中川おすすめ!ウッドデッキの意外な設置場所

それでは、37年以上ログハウスを建築している中川おすすめするウッドデッキ設置場所をご紹介します。それは「北側」です!皆さん、ウッドデッキは南に作るものだと思いますよね?でもそうなると日差しが強すぎて、結局パラソルやオーニングを出すことになります。でも北側なら建物の影で涼しく、使っていないデッドスペースを有効活用できるんですよ。
ウッドデッキを北側につけるのは盲点でした!確かに北側だと、家の配置によっては道路から見えなくてプライバシーが守られていいかもしれませんね。
ログハウスのウッドデッキについてまとめ
◾️ウッドデッキを広くすると、木材以外に基礎などの費用がかかるため想像以上にコストが増える
◾️ウッドデッキのおすすめサイズは奥行き1.2m
◾️ウッドデッキを長持ちさせるポイント3選
ポイント1.屋根の有無で寿命変わる。ただし屋根を大きくすると室内に日が入らなくなる。おすすめはパーゴラ+ポリカーボネート波板の屋根
ポイント2.ウッドデッキの板と板との隙間には、雨や砂を落とし乾燥を助けるため必要
ポイント3.ウッドデッキのメンテナンスの基本は、掃除で汚れや水分をためないこと。天然木は2〜5年ごとに再塗装が必要
◾️ウッドデッキのおすすめ設置場所は「北側」。涼しく、日が当たりすぎず、デッドスペースも有効活用できる
今日のお話で、ウッドデッキはただ広くつくれば良いってことではないことがわかりました。資材の価格高騰の中でも、工夫すれば無理なく予算内で快適なウッドデッキをつくれそうです。
広いウッドデッキでなくても、バーベキューはお庭でできます。デッキは室内と外をつなぐ“中間の居場所”として考えてもらえるといいですね。
ウッドデッキ以外にも、ログハウスについて様々な視点からの記事をアップしていますので、ぜひ読んで理解を深めてください。
Author Profile
中川 信治
夢木香株式会社 代表取締役
1988年ログハウスメーカー 夢木香株式会社を創業 。ログハウスをつくり続けて30年以上、建築数は900棟を超える。
ログハウス / 個性派住宅 / 店舗内装 設計施工・薪ストーブ販売など多岐にわたるサービスを提供。
お客様の夢や想いをカタチにするため、日々最新の素材や技術を積極的に取り入れ品質向上に努める。
日本ログハウス協会 特別賞・日本ログハウス・オブ・ザ・イヤー 優秀賞など数々の賞を受賞。
1988年ログハウスメーカー 夢木香株式会社を創業 。ログハウスをつくり続けて30年以上、建築数は900棟を超える。
ログハウス / 個性派住宅 / 店舗内装 設計施工・薪ストーブ販売など多岐にわたるサービスを提供。
お客様の夢や想いをカタチにするため、日々最新の素材や技術を積極的に取り入れ品質向上に努める。
日本ログハウス協会 特別賞・日本ログハウス・オブ・ザ・イヤー 優秀賞など数々の賞を受賞。