フルログ2棟、フランスへ送ります

こんにちは。
カナダ、Moore Log and Timber Homesの日本人スタッフの豪です。

先日、フランスへ送るフルログ2棟が(ほぼ)完成しました。

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一年のうち1か月ほど使用する別荘になるらしいです。

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奥の開口のアーチカットの横に四角い穴がありますが、
ここに頭を240㎜角にスカーフカットした丸太ポストが立ちます。

穴はポストの頭よりも深く掘ってあって、壁がセトリングしても良いようになっています。
もともと重量を受ない飾りのポストなので、セトリングジャッキも必要ないのです。



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2階の床組みの様子。

真ん中の梁のフラットが一段たかくなっています。

ここを小梁と同じ高さにしてしまうと材料が半割になってしまうので、
2階のポストなどを受けるには不十分です。
また、実際の建込みでは下の梁とティンバースクリューでつないで、さらに梁の強度を高めます。
ちなみにこのフラットは下のフラットに、天井材、根太を入れると上端がツラになるように計算してあり、捨て梁を通して貼れるようになっています。

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この腰かけ蟻は特別で、受け側の桁の上のフラットがL字になっています。
このフラットを普通に切ってしまうと材料の反対側の垂木の乗る勾配のフラットが
小さくなってしまいます。

勾配のフラットには垂木を置く前にスペーサーと言って天井材と同じ(実際はちょっと大きい)
厚みの材料を打ちます。

そして垂木が乗った後に天井材を差し込むのですが、フラットが小さいとその差し込む幅が
なくなってしまうのでそれをを防ぐためです。(苦労した経験あり)

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開口の下のシルログ(一番下のログ)は切らずにつないだまま送ります。
建込み時にラインナップしやすいようにです。
そしてすべてが立ち上がった後切り落とします。

切り落とすとき基礎まで切ってしまわないように、切るラインには下から丸のこで
材料の半分くらいまで切り込みを入れておきます。


以上、フルログのちょっとしたテクニックでした。
ちょっとマニアックでしたが、こちらで準備できるところはなるべく準備して
建込みや造作がスムーズにできるようにしています。