角ログで造る丸太組み構法の一つであるダブテイルログハウスは、交差するコーナー部分に蟻ほぞ加工のダブテイルジョイントと呼ばれるノッチを使用しています。これによりログハウス本来の魅力を最大限に引き立て、居住性の高い住宅となっています。
ダブテイルログハウスの構造材は全て熟練の職人による手斧加工(ハンドヒューン表面加工)が施され、アメリカ西部開拓時代のログハウスの古材のような深い味わいのウエスタン調を醸し出します。
角ログハウスの最大の魅力は、丸太の弱点である隙間や歪みの発生、内部空間の圧迫感等が少ないことです。これにより、住宅としての居住性は従来のログハウスよりも圧倒的に優れています。
ダブテイルジョイントは、ログハウスのコーナー部分で使用される木工接合技術で、鳩の尾に似た形状のノッチが特徴です。この技術は古代エジプト文明以前から存在し、一度接合すると容易には外せないほどの強度があります。
最新の加工機で高精度にプレカットされた角材を、熟練のログビルダーが一本一本丹精して削り上げます。日本のチョウナと似た手斧(アンティークアッズ)を使って仕上げ加工(ハンドヒューン表面加工)を行うことで、西部開拓時代の古いログハウスのような重厚でアンティークな仕上がりを実現します。
屋根や床だけでなく、ログ材の間にも高断熱材を使用することで、従来のログハウスよりも気密性が向上し、年中一般住宅のような快適さを楽しめます。また、施工地域の気候に適した断熱材を用いることで、従来のログハウスの弱点であった断熱性と気密性を一段と向上させました。
日本ダブテイル協会は、生産量が増加している需要の少ない「直径30cmを超える大径材」を、角ログハウス住宅に積極的に利用(国内工場で加工)できる新しい仕組みを作ることで、日本の木造建築の安定的な供給体制に寄与することを目的とした活動を行っております。