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ハンドカットログの窓納まり

前回のジブリパークのログハウスブログの続きです。

ハンドカットログハウスの窓納まりをご紹介。

ログハウスはセトリングする建物ですが、丸太をそのまま使用するハンドカットログは特にセトリングが大きく発生するので

様々な細かい加工をしてはじめて不具合なく窓を取り付ける事ができます。

(セトリングについては動画・ブログを参照ください)

 

基本的な考え方としては、直接ログ材にサッシを取り付けずに、一度開口の中(または外)に下地を組みます。

そして防水やセトリングスペースの目隠しのためにトリムボードを取り付けます。

 

夢木香で一番多い納まりは窓まわりの丸太を平らに加工(スカーフを取るといいます)して上部にセトリングスペースを取る方法。

外部は上部の丸太に差し込めるように納める事が多いです。下は水が流れるように斜めにカットしています。

丸太に対して窓がどの高さになるかは加工時に微調整しているので実は面によって少しずつ窓の基準高さが違うのです。

自然の丸太を使うログハウスならではですね。

 

室内側は上部も平らにして、セトリングボード兼トリムボードで仕上げます。

 

 

ジブリパーク魔女の宅急便のハンドカットログハウスは外部の窓まわりも丸太をそのままカットした形状でした。

平らな面を作れば、窓を取り付ける下地は設置できますのでこの納め方もかわいいですね。

 

 

トリムボードの差し込み具合にもよりますが、水に対する防御力は夢木香の標準納まりのほうが強いです。

どちらの納まりも出来ますのでハンドカットログが欲しい方で窓まわりのご希望がありましたら言ってくださいね。

(特になければ夢木香の標準おさまりがおすすめですが…)

ハンドカットログはその名の通り全部手加工!特別なログハウスだな~と感じます。

1本1本の形状が違う丸太を組み合わせるので、

ヤードで組み上げながら加工して、分解して現場でもう一度ログを積み上げます。